先日、某スーパーで買い物を終えた後、
店の前の自販機でコーヒーを購入して少し堪能した。
ちなみにどうでもいいかもしれないが
コーヒーはあの大手メーカーの「レインボー」なやつね(笑)
コーヒーを堪能し終えたので帰ろうと思い
留めてある車に向かって歩いていく途中に
サラリーマンらしき男性とすれ違った。
その直後に
「バサッ!」
という音に気付いた僕はすぐに下を見た。
何やら縦長の紙が数枚落ちていたが
どうやら僕とすれ違ったサラリーマンらしき男性が落としたものらしい。
そして、そのサラリーマンらしき男性は
その数枚の紙を落としたことに気づいていない。
紙の内容自体には何の興味も無い僕だったが
念のため、そのサラリーマンらしき男性が落としたものかを確認するために
その数枚の紙をサッと確認してみた。
サッと見ただけなので、内容はほとんど覚えていないが
赤い領収済みのハンコが押されていたので
どうやら何かの領収書のようだった。
そんな大事なものを失くしてしまうと
そのサラリーマンらしき男性は絶対に困るだろうと思った僕は
スーパー店内に入っていったその男性をダッシュで追いかけ
「すいません、これ、落としていませんか?」と
その数枚の書類をその男性に渡した。
「あ、すいません!」と
そのサラリーマンらしき男性は受け取ってくれたので
無事に渡せたことを良かったと僕は一安心した。
だが、ここで僕はひとつ、後悔してしまったのだ。
そのサラリーマンらしき男性に
「この書類はあなたのものですか?」とすぐに分かってもらえるよう
その書類を手渡しする際にその書類を表向きに、
つまり、赤い領収済みのハンコが押されている「表面」を
そのサラリーマンらしき男性に見せて僕は渡してしまったのだ。
別にいかがわしいものやエロいものではないとは思うのだが
でも、領収書というのはやはり、
「その人が何を買った(or 何にお金を使った)のか、というその人のプライベートが分かってしまえる物」
だと僕は思うので、
何の領収書であったとしても
そのサラリーマン男性にその書類を渡す際には
裏面(=つまり、「表面」である、領収書の明細内容が見えないよう裏側にするということ)を
サラリーマンらしき男性にとって表側に見えるよう手渡しすることが
そのサラリーマンらしき男性に対する配慮であり気遣いだった、
ということを、事が終えたあとに僕は気付いて後悔してしまったのだ。
実際に僕からそんな配慮・気遣いが無く、
大事な書類を僕から渡されたそのサラリーマンらしき男性はどう思ったのかはもう僕には知る術は無い。
だが、もしそのサラリーマンらしき男性が人の心や感情に対して敏感な人だったとしたら
僕が行った行為はきっと無礼に映っているだろう。
人の心なんて、完全に読み切れるものではない。
だからこそ、人の心や感情に対していつも敏感になって思考や行動することが
幸せに生きることが出来る近道ではないだろうか、と僕は常々思うのだ。
次にまた今回のような機会がやってきたら、
僕はもう二度と、同じ失敗はしない。
そして、今回のことを学ばせてくれたサラリーマンらしき男性には
僕は心から学ばせて頂き、感謝している。
ということで、
たかだか、落とし物を落とした人に渡すだけのことかもしれないが
落とし物を落とした人に渡す際の【相手目線】を意識してみよう、という小さな気づきのお話でした。
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